浅草のゲストハウス「カオサンワールド浅草 旅館&ホステル」で8月20日、浅草エリアの地域活性イベント「A-ROUND」のスピンオフイベント「第2回 A-ROUND宵の市」が開催される。
ラブホテルを改装した部屋。シースルーの浴室はそのまま憩いの場に
同イベントは海外からの旅行者との異文化交流をメーンコンセプトにした、宿泊者向けパーティーとのコラボ企画で、さまざまなアーティストによる展示販売会や異業種交流を行う。外国人向けの作品や商品を、実際に見て感じることができるショールームの意味合いも込めて開くという。
カオサン東京のゼネラルマネジャー・馬込将日児さんは「外国人の利用者が多いので、商品の反応を知りたいという出店者の声を受け、今回のイベントをきっかけに継続的に運営していきたい」と話す。マネジャーの中島翼さんは「県外から来ているスタッフが多く、浅草に詳しくない者もいる。これを機に浅草のものづくりに関わる人たちとの関わりを持たせたい」とも。
同ゲストハウスは、1982年に建てられた浅草最大規模のラブホテルを改装したもので、部屋にはその面影を残したまま、あるいはそのままの作りとなっている。英語圏の客が半数で、最近では中国人、台湾人、タイ人の利用者が増えているという。「イベントでは宿泊者同士、宿泊者と来場者、そこにスタッフが入り、みんなでコミュニケーションを取って楽しんでもらいたい」と馬込さんは話す。
出展は、レンタル着物の「江戸小町」が500円で着物レンタルと着付けを、アロマ・フレグランス商品の「キャライノベイト」は和風の商品を、パッケージ・ディスプレイの企画・製造の「三協」は折り紙感覚で箱を作る「ハコデキット」、紙工房「堂地堂」は段ボールが表紙のノートを、オリジナルグッズ制作の「リアライズ」はインスタグラムの写真を缶バッヂやマグネットにするサービス「CANGRAM」を、それぞれ出展する。
開催時間18時~21時。入場無料。エントランスでスタッフに一声かけてからの案内となる。