都営浅草線蔵前駅から徒歩1分に、「東京ひかりゲストハウス」(台東区蔵前2、TEL 03-5829-4694)がオープンして3カ月がたった。
もともとバックパッカーの兼岩勲さんと夕美子さん夫妻が運営する同施設。古い木造家屋の基礎部分は大工が修繕し、ドミトリーベッドやテーブル、ソファやクッションなどは兼岩さん夫妻が手作りした。「タイのプラナコーン・ノーンレン・ホテルのようなかわいいインテリアを目指した」と夕美子さん。「経費を抑えることが目的でもあったが、手作り感を出したかった」とも。DIYをしたことがなかった夕美子さんは、京都の町家ゲストハウス「小世界旅社」(京都府)の改装を手伝いに行き、基礎を勉強。「はじめは分からないことだらけだったが、やってみると楽しくて止まらなかった」と話す。
蔵前は浅草へも近く、近年海外旅行者が増えており、利用者の8割は外国人観光客。「オープンして1週間は誰も来なかった。予約サイトに登録したら1時間後に予約が入り出し、すぐに満室に」と夕美子さん。手巻きずし教室や、宿泊客や近所の人と酉(とり)の市へ行くなど、日本の文化を体験できるイベントも開催しており「外国人の客にさまざまな日本の体験を提供していきたい」とも。
部屋は、女性専用ドミトリー(9ベッド)、男女混合ドミトリー(4ベッド)、2段ベッドの個室(2ベッド)、2シングルベッドと1ロフトベッドの個室の4部屋。1泊2,800円~。
チェックインは16時~23時。チェックアウトは11時。事前連絡でチェックイン前とチェックアウト後に荷物を預けることが可能。
今後について夕美子さんは「女性にかわいいと喜んでもらえるよう、さらにインテリアにもこだわっていきたい」と意気込む。