浅草の「江戸流しびな」-開催迫る-子どもの健やかな成長願う

隅田川に願いを書いたひな人形を流す恒例行事に毎年3000人が参加

隅田川に願いを書いたひな人形を流す恒例行事に毎年3000人が参加

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 隅田公園内吾妻橋親水テラス(台東区花川戸1、TEL 03-3847-2200)で3月1日、浅草の恒例行事「流しびな」が催される。

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 ひな祭りの原型と言われる「流しびな」は、子どもの災厄を紙や草木で作った人形(ひとがた)に託し、川や海に流して祓(はら)い清めたことが起源とされる日本古来の伝統行事。平安時代中期から始まったと伝わり、日本各地で行われている。台東区では紙製のひな人形に願いを書いて隅田川に流しており、見物客も含めて毎年3000人近くの人が参加する。

 今年で30回を迎える同イベントでは、浅草観光連盟会長、台東文化産業観光部部長からのあいさつの後、台東区立石浜幼稚園の園児たちが「流しびな」を行うほか、浅草名物の振り袖さんによるハト型風船の放天も行う。

 主催の江戸流し雛(びな)振興会は、「浅草の恒例行事といえるほどになってきた。30回という節目の年まで続けて来られたのは、ひとえに子どもがすくすく育ってほしいという思いから」と語る。

 開催時間は11時30分~13時。事前に申し込んだ1500人は無料で参加でき、当日の参加希望者は現地で「流しびな」を800円で購入可能。

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