千束商店街近くに2月18日、ウェブショップと路面店の融合をテーマにした「加納ショールーム」(台東区浅草5、TEL 03-3876-0117)がオープンした。
和風をイメージした店構えに「UFOの暖簾(のれん)」が目をひく同店。店長の渡辺ハルカさんは「出来る限り毎日地毛で結った日本髪と着物姿で店番をしたい」と話す。ハルカさんは大学卒業後、趣味で日本髪を結うようになり、路面店を開くなら「着物が似合う浅草にぜひ」と、この地に家族と共に引っ越してきた。商品はハルカさんの父である一弘さんのウェブショップ「加納」の商品を販売する。
主な商品は、一弘さんがつくる「JEIS(ジェイス)」ブランドのシルバーアクセサリーなどの銀製品。銀座の老舗文房具店でも取り扱いがあったシルバーボールペン(24,840円~)など。特に100分の1のスケールで作る車のミニチュアキーリング(19,980円~)はクラシックカー好きに評判だという。店長が身に付けているかんざしやくし(21,600円~)は大河ドラマにも使用された実績も。シルバーのクリーナーや、変色を防ぐ加納オリジナルの専用保存袋は、シルバー取扱店の専門家たちからも愛用されている。
ほかには、ハルカさんが手作りした「ぽち袋」や「文香」などの和雑貨、本革やリサイクルレザーを使った物、文房具なども取り扱う。
こうした様々な商品を「質問があれば説明するので、気軽に手に取って声をかけてもらえれば。人が集う楽しいふれあいの場にしていきたい」と2人は口を揃える。
ショールームには琉球畳の小上がりや、5~6人用のセミナールームもあり、「今後は日本髪を結う様子を見てもらう機会や、手作りジュエリー講習会などを開き、地域に根差し『浅草が元気になる』助けになれれば」と考えているという。
営業時間は12時~19時。火曜定休。