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浅草の銀器工房店舗が10周年 「般若心経」刻んだブレスレットも

「銀泉いづみけん」のいづみけんさん

「銀泉いづみけん」のいづみけんさん

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 つくばエクスプレス浅草駅に近いアトリエ店舗「銀泉(ぎんせん)いづみけん」(台東区浅草2、TEL 03-3841-7361)がオープン10周年を迎えた。

「銀泉いづみけん」の般若心経のブレスレット

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 伝統工芸師の「いづみけん」さんは「一度しかない人生なので、自分の人生を歩んでみたい」と2005年に銀器の工房店舗教室を開いた。学生時代に母校である文化学院の講師に「内面を育てられたことがきっかけで、ものづくりをしたいと思い立ったことが今につながる」という。

 東京銀器は経済産業大臣指定伝統的工芸品や東京都知事指定伝統工芸品に指定される。日本における銀器の歴史は古く、延喜式(えんぎしき)といわれる平安時代中期(916年ごろ)に編さんされた法令集の中に、銀製の食器や酒器の名を見ることができる。

 「銀の魅力は使う人のようになること」と話すいづみさん。扱い方で色の変化や渋みが異なるという。オススメの市松模様のアクセサリーは、「今までにない技法で、光った部分と黒い部分のコントラストが美しい」と評判で「使い込むとモノトーンがさらにはっきりする」という。

「銀は加工しやすく形が無限にあり、月の明かりのよう」と話すいづみさんは「仕上がりを納めた時に、喜ばれるのが一番うれしい」と笑顔を見せる。262文字の般若心経を手で彫り込んだブレスレットは、客のオーダーから量産したという人気製品。「これからも自分の思うようなものを作りたい」と意気込む。

 主な製品は、「般若心経のブレスレット」(16万5,000円)、「市松リング」(1万1,000円)、「市松ペンダント」(1万3,200円)、「市松ピアス」(2万円)、「トンボのブローチ」(1万1,000円)など。アクセサリー作り体験も行っている。体験料は、指輪=5,000円、バングル=8,000円。所要時間は約1時間。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。

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