つくばエクスプレス浅草駅近くに6月22日、和コスメ店「よろし化粧堂」(台東区浅草1)がオープンした。
「敏感肌の人が安心して使えるものづくり」にこだわる同店の商品は、できるだけ国産で必要最低限の原料を使って作るという。店名の「よろし」は、「まあよい」「好ましい」という意味の古語で「よい物を作る」という理念が込められている。1924(大正13)年創業の老舗が母体の同店によると、角質を取り除くピーリングジェルのパイオニアといい、長年理美容室向けのヘアケア、スキンケア、ボディーケアなどを開発してきた経験を生かし和コスメを始めたという。
マーケティング部の尾張友哲さんは「まずは『洗顔粉』を試してほしい」と話す。粉が水に反応し、温泉のような水質と香りになるという同商品は、「成分が3~7種と少なく、肌の潤いを守りながら汚れを落とし、洗顔後のつっぱりと無理やりな潤い感がない」とも。「とてもシンプルにできている。ナチュラルな保湿が病み付きになる」との声もあるという。
同店では、角切りの塩昆布やゴボウなどの素材を湯に入れ、茶として飲んだ後に素材を食べる「たべ茶」シリーズも取り扱う。これまでは美容室などで振る舞う飲み物として卸していたが、美容室で飲んだ客から「どこで買えるのか」と問い合わせが多く、店に置くことにしたという。
尾張さんは「和コスメを広める発信基地にしたい。客の声を商品開発に反映させ商品を増やしたい」と意気込む。
主な商品は、「ハンドクリーム(50グラム)」「リップバーム」「バスボム」(以上864円)、「洗顔粉」「たべ茶」(1,080円)、「フェイシャルクリアジェル」(1,512円)、「ハンドクリーム(100グラム)」(1,620円)、「マルチバーム」(2,160円)など。
営業時間は10時30分~18時。