「第8回したまちコメディ映画祭in台東」の開催が決まり、浅草公会堂(台東区浅草1、TEL 03-3844-7491)で9月20日、劇団ひとりさん監督の「青天の霹靂(へきれき)」が上映される。
同作品は、お笑いタレントの劇団ひとりさんが書き下ろした小説を、自身が初監督を務め映画化したもの。「売れないマジシャンの男が40年前の浅草にタイムスリップし、生き別れた両親と出会い、自分の出生の秘密を知る」という浅草を舞台にしたストーリーで、大泉洋さん、柴咲コウさんのほか、劇団ひとりさん自身も出演している。
「台東区フィルム・コミッション」が支援した作品紹介のプログラムで上映する同作品。上映会では劇団ひとりさんがゲストで登場し、同映画祭総合プロデューサーのいとうせいこうさんとスペシャルトークも行う予定。劇団ひとりさんは「浅草を舞台にした映画なので呼ばれてうれしい。予算の事など細かく話したい」と話す。
台東区では 2004 年度にフィルム・コミッション事業を開始し、区の特性である江戸時代から続く歴史・伝統文化、大衆芸能・芸術文化などを活用し、映画やテレビドラマなどのロケ地として提供するなど、撮影に関するさまざまな支援を行っている。
「したまちコメディ映画祭」は、喜劇の「浅草」と文化芸術の「上野」を舞台にしたコメディー映画祭で、今回が8回目の開催となる。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」の要素を持つ住民参加型のイベントとして定着した。
開催期間は9月18日~22日。