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浅草のおもちゃカフェが4周年 アンティークおもちゃ1万点以上を展示販売

「空想カフェ」の神谷僚一さん

「空想カフェ」の神谷僚一さん

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 国際通りの鷲神社に近い「空想カフェ」(台東区千束2、TEL 03-3872-1166)が、オープンから4周年を迎えた。席数は12席。

浅草の「空想カフェ」のおもちゃショップ

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 1988(昭和63)年創業のアンティークおもちゃ専門店「空想雑貨」を2011年7月に「空想カフェ」にリニューアルした同店。店主の神谷僚一さんがデザインしたプロペラ状のテーブルを設置したカフェスペースの奥には、アンティークおもちゃの展示販売エリアがあり、予約席を1席備える。「一番古いもので1940年代後半のセルロイド製。数は数えたことはないが1万点以上はある」という。

 独立して事務所を構える時に「雑貨を扱うギャラリー店舗なら何でもできると思ったことがきっかけでおもちゃを取り扱い始め、旅のさなかに日本全国で買い集めたという神谷さん。浅草にはバンダイの本社ビルがあり、「浅草のものづくりは日本の活力」と力を込める。「おもちゃは100円の中にアイデアが詰まり、色・形・雰囲気など目に見えないところまでこだわりがある」と目を細める。神谷さんは「ガンタマ-浅草の玩具の魂 CULT BOOKS」や「怪獣玩具の冒険」など、おもちゃについての著作もある。

 テレビでメンコの指導をしていた経験も持つ神谷さんは、「メンコは力でなく風を起こすことがコツ。2人以上でないと遊べないことや相手を完璧に打ち負かさないことで、仲間意識や優しさを学べる」と話す。

同店では「発明カフェ」という発明のブレストイベントも開催。「生まれも育ちも浅草という神谷さんの浅草町歩きツアーや紙芝居ライブなどのミニイベントも行う。神谷さんは「これからも才能ある人と出会い、コミュニケーションしたい」と笑顔を見せる。

主なメニューは、(土星カップの)コーヒー、ほうじ茶ミルク、塩サイダー(以上500円)のほか、メンコ(100円)、「ぬりえ」(300円~)など。アンティークおもちゃエリアの予約席は1時間1,000円。

 営業時間は11時~20時。火曜・水曜定休。

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