食べる 買う

浅草橋にサバサンドのカフェ 「たいやきの旅」写真家・須藤美香さんらが開く

サバサンド

サバサンド

  • 0

  •  

 JR総武線浅草橋駅近くにギャラリーカフェ「さるやすみ」(台東区浅草橋1)がオープンして1カ月がたった。

「たいやきの旅」の撮影に実際に使われた「たいやき」

[広告]

 「たい焼き」と共に世界60カ国を旅する写真家の須藤美香さんと料理家の奥田慎哉さんが開いた同店は、須藤さんが世界中で食べたものの中で「おいしい」と感じたものを、なるべく現地の味に近づけて提供している。店名は、サルが好きだという須藤さんが「のんびりしてほしい」という思いから名付けたという。

 店内は写真スタジオ、ギャラリー、マッサージスペースなど用途に応じてアレンジ。奥田さんがタイで学んだ野菜や果物に彫刻をするカービングを教えるワークショップも行っており、メニューにもカービング野菜を使用。「一般的にカービングを提供する店は高級店が多く、カフェで出すのは珍しいはず」と話す。

 須藤さんはさまざまなメディアでも取り上げられ、「たい焼き好き」の間では人気の写真家。マチュピチュを眺めるたい焼きや、ユウニ湖にたたずむたい焼きなど、本物のたい焼きを現地に持参して撮影する。店内では「たいやきの旅」の写真と共に、撮影に使った実物の「たい焼き」を展示するほか、たい焼きグッズも販売。

 人気メニューは「トルコの漁港で食べたサバサンド」と「オマーンで飲んだアボカドシェーク」。サバサンドはトルコの名物で、漁港の船の上で焼いたサバをパンに挟んで販売していたもの。アボカドシェークは中東のさまざまな国で飲んで「オマーンの蜂蜜入りのものが一番おいしかった」ものを、それぞれ再現した。

 須藤さんは「やりたいことを詰め込んだら盛りだくさんになってしまった」と笑う。「また旅に出ておいしい食べ物に出合ったら再現したい。たい焼きの旅の写真全てをアルバムにして置いているので見に来てもらえたら」とも。

 主なメニューは、「うわさのサバサンド」(スープ、コーヒー付き850円)、日替わりランチ(1,000円)、アボカドシェーク(700円)、あんプリン、揚げバナナ、ホットワイン(以上500円)など。

営業時間は12時~21時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース