浅草文化観光センター(台東区雷門2、TEL 03-3842-5566)で1月30日、浅草のPRビデオ「浅草こねこねんど!」の完成上映会が開かれる。
同映像は昨年10月に行ったクレイアニメーションのワークショップ「浅草こねこねんど」に参加した子どもたちが作ったキャラクターを使って製作された。映像では雷門や仲見世、浅草寺の宝蔵門や鳩ぽっぽの碑などの観光名所でキャラクターが歌ったり踊ったりしながら浅草を紹介する。
キャラクターは、子どもたちが浅草の街を散策しながら、名物や名所をモチーフに作ったもので、「浅草といえば!」という子どもたちの目線で考えたキャラクターの登場が見どころだという。
クレイアニメーション作家の山田優子さんが企画した同上映会は、台東区の「芸術文化支援制度」を活用して実現した。大学の文化祭でクレイアニメに挑戦したことが始めたきっかけだったと話す山田さん。大きなセットがなくても映画を作れる魅力や、粘土の温かみある表現の力に魅了され、クレイアニメーション作家になったという。
「今回は子どもたちと一緒に作ったことで彼ら独自の感性に触れ、地元にいながら気付かなかった浅草の新しい魅力を発見した」と山田さんは話す。「今後は海外や宇宙を舞台にしたクレイアニメを子どもたちと一緒に作りたい」とも。
上映時間は11時30分~、13時30分~、14時30分~、15時30分~。場所は6階多目的スペース。入場無料。当日は本編のほかメイキング映像の上映やクレイアニメの作り方実演なども予定する。