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浅草寺に「お寺スイーツ」ずらり 西国三十三所草創1300年記念事業発表で

「お寺スイーツ」の一部

「お寺スイーツ」の一部

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 浅草寺(台東区浅草2)五重塔内で1月26日、西国三十三所草創1300年記念事業の記者発表が行われ、「お寺スイーツ」の試食会が開かれた。

付属のライトで絵が浮かぶ外国人向け御朱印帳

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 今春からスタートする同事業は、2018年に草創1300年を迎える「西国三十三所札所会」が、特別行事として展開。特別拝観をはじめ、「お寺スイーツ」で日本最古の巡礼所33寺院を巡る「スイーツ巡礼」などを発表した。

 「お寺スイーツ」の試食会では、和歌山の特選素材で作った紀三井寺(きみいでら)の「花蜜ロール」、江戸時代には弁当代わりに用いたとされる長命寺の「でっち羊かん」のほか、六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)からは日本一古いとされるあめ店「みなとや」の「幽霊子育飴(あめ)」など、寺院ならではのものや菓子メーカーのスイーツ約100種類がずらり並んだ。

 同事業ではスイーツ巡礼のほか、徳道上人草創のころをしのび徒歩で巡る「徒歩巡礼」や、札所順から月ごとに持ち回りで法要を実施し、オリジナルの朱印を用意する「月参り巡礼」を予定。外国人向けの御朱印帳もあり、参拝方法や寺院でのマナー表記や地図などを英語で表記した。特別拝観では霊場を地域で区切り、通常は公開しない堂塔や仏像などを期間限定で公開する。

 西国三十三所札所会長で石山寺(滋賀県)の座主、鷲尾遍隆さんは「スイーツ巡礼は女性やファミリーにぴったり。気軽な巡礼なので多くの人に来てもらいたい」と話す。

 会場となった浅草寺は東国最大の観音霊場であることから、「国内外に発信すべき同事業の発表の場」として選ばれた。

 同事業は2020年まで行われる予定。

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