台東区は1月29日、浅草公会堂(台東区浅草1、TEL 03-3844-7491)に設置する今年の「スターの手型」に石坂浩二さんら5人を発表した。
「スターの手型」は大衆芸能の振興に貢献した芸能人の功績をたたえ、業績を後世に伝えようと1979(昭和54)年から始まった。同施設にはこれまでに顕彰された306人の手型とサインが収められている。
今回選ばれたのは俳優の石坂浩二さん、女優の波乃久里子さん、落語家の四代目三遊亭金馬さん、林家木久扇さん、人形浄瑠璃文楽人形遣いで「人間国宝」に認定されている吉田文雀さんの5人。
石坂さんは俳優業のほかにも作家、司会者としても活躍。浅草観光振袖学院会長も務めている。木久扇さんは1969(昭和44)年から、日本テレビ系列の「笑点」に出演。1972(昭和47)年に真打ちに昇進し、2007年には落語界で初めて、二代目木久蔵さんと共に親子で襲名披露を行った。浅草にはなじみ深い浅草演芸ホールにも出演している。
多くの観光客が訪れる同施設は、大衆芸能ゆかりの地「浅草」のシンボルとしても有名。スターの手型には、ビートたけしさんや永六輔さんといった浅草になじみ深い芸能人から、堺正章さん、哀川翔さんなど幅広く選出されている。
顕彰式は3月19日に同施設で開かれる予定。手型は3月中旬までに同施設前オレンジ通り歩道内の花壇に設置され、合計311枚の手型とサインが並ぶことになる。