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浅草で太鼓芸能集団「鼓童」公演 夏の風物詩、街も歓迎

会場の前でポスターを掲げる前田剛史さん(右)と鶴見龍馬さん(左)

会場の前でポスターを掲げる前田剛史さん(右)と鶴見龍馬さん(左)

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 台東区立浅草公会堂(台東区浅草1、TEL 03-3844-7491)で7月6日から、太鼓芸能集団「鼓童」の浅草公演が開かれる。主催は北前船(佐渡市)、明治座(東京都中央区)。

雷門通りに掲出したフラッグによろこぶ鶴見龍馬さん

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 今年で開催5回を数える同公演は昨年と同タイトル「若い夏」で、キャストと演目をリニューアル。「これからの鼓童を創るための試金石」と位置付けベテランと中堅、新鋭メンバーで構成し、女性4人を含む13人が出演する。

 メンバーの前田剛史さんは「オーソドックスな構成だが、これまで続けてきた自分たちをもう一度見つめ直して、出演メンバーとエナジーを共有したい」と気持ちを込める。同メンバーの鶴見龍馬さんは「毎年同じ時期に行われる浅草公演は自分の目標になる。自分の成長を見せたい」と意気込む。

 浅草の「夏の風物詩」として定着した同公演は雷門通りや仲見世にフラッグを掲出し、街が一丸となって迎えている。前田さんは「毎年応援していただいている実感が湧き、臨む意気込みも違う」と話す。宣伝担当の上田恵里花さんは「今年も旗を出していただいてうれしい。去年見た人も太鼓の振動を感じてほしい」と来場を呼び掛ける。

 新潟県佐渡島を拠点に活動する同集団は、太鼓を中心に伝統的な音楽芸能を現代に合わせてアレンジ。2012年からは歌舞伎役者の坂東玉三郎さんを芸術監督として招請している。2016年には創立から35年を迎え、近年では女性シンガーAIさんの楽曲に和楽器演奏として参加。初音ミクとのコラボレーションをするなど、活動の範囲を広げている。

 開演時間は14時~(8日のみ11時と15時の2回公演)。チケット料金は全席指定=7,000円。7月9日まで。

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