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浅草で「第100回 東京レザーフェア」 山本寛斎さん監修のレザーはんてん披露も

台東区立富士小学校でレザーはんてんにペイントを指導した山本寛斎さんと児童

台東区立富士小学校でレザーはんてんにペイントを指導した山本寛斎さんと児童

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 都立産業貿易センター台東館(台東区花川戸2、TEL 03-3844-6154)で5月22日、「第100回東京レザーフェア」が始まった。

オリジナルのレザーはんてんをまとった高校生によるダンスパフォーマンス

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 皮革製品の需要拡大や業界発展を目的に年2回開催している同イベント。毎年150社以上の企業が参加し、前回は6000人を動員した。

 イタリアのミラノで毎年開催しているマテリアル見本市「LINEAPELLE(リネアペッレ)」が協賛し、日本国内の皮革産業発展のため、両国の最新マテリアル提案や情報発信を行う。

 100回の節目となる今回は、記念事業の一環として21日に「THE前夜祭」を浅草神社境内で行った。特別製作した50着のレザーはんてんを着たクラーク記念国際高校(横浜市)と岩倉高校(台東区)の生徒50人が、歌手の里アンナさんが歌う曲に合わせダンスパフォーマンスを行った。

 デザイナーでプロデューサーの山本寛斎さんが監修したレザーはんてんは、出展企業各社が提供。赤・白・黒の3色がベースで、江戸の町火消しが使ったといわれる長いはんてんをモチーフにした。山本さんが総合プロデュースを務める「日本元気プロジェクト2019『スーパーエネルギー!!』Produced by KANSAI YAMAMOTO」とコラボレーションし、台東区立富士小学校の6年生児童約70人が「太陽」と「富士山」をテーマにした絵をペイント。5月16日は山本さんが直接同小学校へ出向き児童にペイントを指導した。

 山本さんは「児童たちの今後の感性に影響するだろう貴重な仕事を一緒にできてとてもうれしい」と話し、個性豊かな仕上がりに目を細めていた。

 会期中、ダンスパフォーマンス映像の上映、歴代ポスター展示、レザーはんてんはスタッフが着用し会場を彩る。特別企画では2020年の春夏シーズンに向け、素材と副資材のトレンド提案を行う「TLFトレンド・ラボラトリー」や、リネアペッレ・トレンドセレクション総責任者のアントネッラ・ベルタニンさん、ファッションジャーナリストの日置千弓さんによるトレンドセミナーを行う。

 開催時間は9時~17時(23日は16時30分まで)。入場無料。5月23日まで。

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