浅草にオフィスを構えるスタートアップ「NEXT HOTEL(ネクストホテル)」(台東区元浅草1)が1月21日、宿泊業界に特化し「価値観でつながる」転職スカウトサービスの提供を始めた。
社長の石橋拓馬さんは、ホテル業界の現況について、「ホテル数が増える一方、マネジメント層の人材を奪い合う状況。求人サイトに募集を出しても応募が少ない状況が常態化しており、採用難易度は上がっている。この背景には、ホテル業界からの人材流出と、マネジメント人材の育成体制が未整備であることが挙げられる」と話す。
同サービスでは、従来の経歴や条件だけでなく、「どのような環境で働きたいか」「どんなサービスを提供したいか」など、働く人の価値観を登録時の質問で可視化する。これにより、企業は候補者のキャリア志向(専門性追求・マネジメント志向など)を事前に把握でき、「ミスマッチの少ない採用が期待できる」という。
「ホテル業界は日本の成長産業であり、そこで働くことにプライドを持ってほしい。自身のキャリアと向き合い、スキルを磨き、より輝ける場所へ挑戦することで人生は豊かになる。当社はその挑戦をサポートする。転職スカウトサービスにとどまらず、ホテリエ向けの勉強会やセミナーも主催する。業界全体の底上げにも貢献できれば」と石橋さん。
浅草については、「浅草は訪日観光客が最初に訪れることが多い『日本の顔』ともいえる場所。ここで働くホテリエは『日本代表』であり、その最初の接客が日本全体の印象を決定づける可能性があることを念頭に、最高の体験を提供してほしい」と期待を込める。
企業側の利用料金は月間で送信できるスカウト数に応じて、10通=5万円、25通=10万円、50通=15万円の3種類。求職者の利用登録は無料。