浅草寺周辺で3月5日、「災害時における帰宅困難者対応訓練」が行われた。主催は、浅草地区帰宅困難者対策推進協議会。
当日、案内・安全管理は町会スタッフ・近隣の小学校職員、車夫連絡会、東武浅草駅職員、青年部有志が担当し、帰宅困難者役として留学生と近隣の小学生が参加した。訓練は浅草寺を中心に16カ所でさまざまな想定で実施した。
午前10時に「これは訓練です。地震が発生しました」とアナウンスがあると、外国人観光客役の留学生20人と各町会から参加者は一斉に体勢を低くした。5分後には、一時滞在施設となる浅草文化観光センターへと移動。その間、雷門交番前のスピーカーから、韓国語・中国語・英語・ベトナム語・タイ語によるアナウンスが流された。併せて、要救護者2人を病院へ運ぶため、人力車に乗せて搬送する訓練も行われた。
訓練終了後、浅草寺本堂裏で参加者ははしご車への搭乗、地震体験、自動体外式除細動器(AED)、初期消火などの防災啓発ブースでの体験を行った。
訓練に参加したミャンマー出身のコーコーさんは「こんな訓練は自分の国では行われていない。初めてだった。地震はいつ起きるか分からないので準備しておいた方がいい」と話していた。
案内・安全管理に当たった浅草中央町会の雑賀重昭さんは「こうした大規模災害発生時の訓練は必要なことだと、毎年参加して思う。いざという時に経験したことが生かされていく」と振り返る。