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浅草六区で「興行街」復活目指し社会実験開始会見 林家正蔵さんらも応援

応援に駆け付けた落語家の林家正蔵さん

応援に駆け付けた落語家の林家正蔵さん

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 浅草六区ブロードウェイ商店街(台東区浅草1)で4月16日、国家戦略特区認定へ向けた社会実験開始の会見が開かれた。

虎姫一座もチャーミングないでたちで応援

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 同実験は同日から始まっている「オープンカフェ」において、道路空間の活用に関する効果や継続性、課題などを打ち出し、「道路法の特例による道路占有許可などの緩和」事業認定を取得することを目的に、六区ブロードウェイ商店街振興組合が主体となり行う。

 今秋にも実施を予定する社会実験の結果と合わせ、検証後に事業認定申請の手続きを経て、2017年度の事業認定を目指すという。街と行政、食、情報インフラ整備などを融合し、「興行街」としての浅草六区復活を狙う。

 会見には、興行の中心となる「浅草演芸場」や「アミューズカフェシアター」「浅草六区ゆめまち劇場」に出演している林家正蔵さんや虎姫一座、Gilles de Rais(ジル・ド・レ)のメンバーも駆け付け、興行街復活への協力を表明した。

 同商店街振興組合代表理事の熊澤永行さんは「もう一度、昔のにぎわいを復活させたい。国家戦略特区を取得すると、国の援助を受けられ発展につながる。これからの浅草を楽しみにしてほしい」とあいさつ。

 服部征夫台東区長は「浅草を訪れる多くの観光客をおもてなししようという思いの事業。たくさんの人に来てもらって活性化につなげたい」とアピールした。

 国家戦略特区とは産業の国際競争力の強化と、国際的な経済活動拠点の形成促進を目的に、国が定める区域で規制改革などを推進する施策。2013年12月に「国家戦略特別区域法」として制定された。

 同商店街では3カ年事業として2013年9月から、「浅草六区再生プロジェクト ~For the future of the “Rock”~」を展開、劇場や商業施設の新設が進んでいる。

 実験は今月24 日まで実施する。

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