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浅草の観光をテーマにしたシンポジウム「浅草経済大学」 地域交流を目的に

浅草のシンボル「雷門」

浅草のシンボル「雷門」

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 浅草経済新聞を運営するアールティーヘヴン(台東区蔵前4)は9月23日、1階カフェスペースで浅草の観光に関するシンポジウム「いらっしゃいませの経済学」を開催する。

観光向けに増える体験型のツアー

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 読者や浅草地域を拠点に活動する人との交流を目的に企画した同イベント。「浅草経済大学」と称してゲストを招き、テーマに合わせて「これからの浅草」を多角度な視点でディスカッションする。

 浅草エリアでは国内外から観光に訪れる客が増加しており、平均滞在時間も2時間30分から3時間になるなど増加傾向にある。浅草寺・雷門周辺に多く集まる観光客を千束・今戸・橋場・清川などの「北側エリア」、蔵前・浅草橋がある「南側エリア」へ誘導することや、訪問客のリピート率向上など課題は多い。

 今回のイベントでは「観光」に着目し、観光広報アドバイザーのぬくいゆかりさん、横浜商科大学商学部観光マネジメント学科特任講師の秋山友志さん、西浅草で体験型カフェを運営する茶御飯東京のオーナー平野雅仁さんをゲストに招く。

 ぬくいさんは観光学修士で総合旅行業務取扱管理者の資格を所持。立教大学大学院観光学研究科、首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域観光政策・情報コースで、観光情報や観光広報の専門的な研究を行った。旅行記事の企画・編集を行うトラベル・キッチン(渋谷区)を経営し、自治体や観光協会などに向けた広報や宣伝に関するアドバイス業務も行っている。

 秋山さんは大手旅行会社の営業部門を退職後、同大学のほか川村学園女子大学、駿台トラベル&ホテル専門学校でも非常勤講師を務め、日本の観光を担う若者育成に取り組んでいる。平野さんは和食料理&和カフェ体験・ダイニング茶御飯東京(台東区浅草2)を運営。訪日観光客向けに実際に和食料理作りや煎茶や抹茶の入れ方、簡単な作法の体験などを提供している。

 浅草経済新聞の大類将彦編集長は「浅草は古くからの伝統と文化が引き継がれ、新しい施設や取り組みなども加わって活気が戻ってきた。専門分野のゲストからヒントを得て浅草がよりよく発展するように、ローカルメディアとして貢献したい。訪日観光客向けの店舗に勤める人や、これから浅草で活動を始める人など、さまざまな方に参加してほしい」と話す。

 開催時間は19時30分~21時(開場は19時)。入場料は1,000円(1ドリンク付き)。イベント終了後は懇親会も予定する。

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