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浅草と空港結ぶエアポートシャトルバス運行 深夜・早朝発着便にも対応

シャトル運行を仕掛けるトランスポート事業部の小田原洋彦さん(左)

シャトル運行を仕掛けるトランスポート事業部の小田原洋彦さん(左)

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 浅草エリアと成田・羽田空港を結ぶ予約専用シャトルバス「ott shuttle(オット・シャトル)」の運行が2月1日、始まった。運行はノース・リバー(千代田区)。

グループで借り切りにも対応

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 東京の国際的観光地「浅草」と、空の玄関口である「成田・羽田」を結ぶ同シャトルバス。浅草中心部をはじめ千束や清川・今戸などの北エリアや、蔵前・浅草橋がある南エリアの宿泊施設へ直接出迎え、両空港まで送る。成田までは約60分~90分で到着。羽田は30分~45分ほどで、国際化で増加した深夜・早朝発着便にも対応する。

 地下鉄の浅草駅や蔵前駅は構造が古くバリアフリー設備が不足気味で、出入り口によっては地上との往来が不便なところがあり、浅草線や銀座線は通勤・通学路線で利用者も多い。同シャトルバスの運行により、子ども連れや複数のトランクケースを持つ旅行客には、新たな交通手段として選択肢が増える。

 浅草エリアを訪れる観光客は現在も増加しており、ホテルや宿泊施設の建設が進んでいる。ハイヤーやチャーターバスを運行する同社は、新たな需要として同サービスに着目。同エリアで観光関連の企画を手掛け、取材を通じてネットワークを持つ「浅草経済新聞」が協力し、同サービスの運行車両を活用したツアー企画でも提携する。

 トランスポート事業部の小田原洋彦さんは「浅草は東京観光でも人気のエリア。大きな荷物も一緒に移動できるので、観光のほか出張にも活用してほしい」と話す。浅草経済新聞の大類将彦編集長は「海外ではメジャーなサービスを浅草で始められるのはうれしい。発着所の開発など協力していきたい」と意気込む。

 料金は、成田空港まで(5,100円)、羽田空港まで(4,700円)。事前予約制。空港まで送る便のほか、空港から出迎えるサービスも行う。

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