浅草に「東京カリ~番長」のSHINGO/3LDK(シンゴ)さんのカレー店「KAMMO(カンモ) Curry+Cafe Asakusa」(台東区浅草1、TEL 03-3841-3979)が6月2日、オープンした。
東京カリ~番長は「カレーをキーワードにさまざまなヒト・モノ・コトとコラボレートする出張料理ユニット」で、日本各地のイベントやクラブでの出張カレーは400回を超える。有名ブランドショップのオープニングパーティーなどでカレーを提供するほか、各メディアでも多数取り上げられるなど注目を浴びている。実店舗は今回が初出店。店主のSHINGO/3LDKさんは、ユニット内ではDJやグッズの開発から管理を主に担当しており「カレーに特別な愛情はない」メンバーとして、ファンにも知られている。
これまで、コラボたこ焼きなどを提供してきた荏原町の「たこ焼き居酒屋 かんも」オーナーが、「カレー屋をやりたい」と、SHINGO/3LDKさんに話を持ち掛けたことがきっかけでオープンを決めたという。「ユニット内で一番カレーに興味がなかったのに」と、仲間やファンから驚かれたそう。「人並みにカレーは好きだったが、今では大好き」と話す。
同じカレーは二度と提供しない同ユニット。その意志を継ぎ、同店で提供するカレーは同じメニューでもスパイスの調合を日々変えているという。スパイスやインドのオイル「ギー」、インドのピクルス「アチャール」などは、オーガニックのものをインドから仕入れるというこだわりよう。仕入れは同ユニットの貿易主任でもあり東京スパイス番長のシャンカール・ノグチさんが担当する。
「店を始めたことで、今までのようなクラブイベント活動が難しくなってきた」ため、SHINGO/3LDさんがオーガナイザー兼DJとして6年間続けてきたユニット唯一のクラブイベント「Tokyo Curry Night Show!!」は、6月14日を最終日としていったん休止することとなった。場所は「Shibuya BALL」で、開催時間は22時~翌5時。入場料は2,000円(ワンドリンク付き)。「6周年にして最終回。ノリノリでいきたい」と話す。
メニューはランチが「浅草キーマカレー」「骨付きチキンカレー」(以上900円)、「2種のカレーのハーフ&ハーフ」「ナポリタンとカレーのハーフ&ハーフ」(以上1,000円)。ディナーはカレーの他に、「パパド」(350円)、「タンドールチキン」(600円)などを提供。アルコールは「生ビール」(480円)、「焼酎牛乳割り」(400円)、「焼酎チャイ割り」(500円)など。
今後については「近所の人が気軽に集まれる場所にしたい。その日の気まぐれカレーなども作りたい」と話す。
営業時間は11時~22時(日曜は11時30分~16時)。火曜定休。