浅草寺周辺で11月7日から、「弘前ねぷた浅草まつり」が開催される。主催はNPO法人まちづくり推進機構。
同祭りは、浅草寺を中心に「金龍ねぷた」や「ひょうたんねぷた」が大通りを練り歩く「ねぷた巡行」(8日・9日)がメーン。そのほか、中村勘三郎丈を追悼する「お祭りねぷた」などの展示や弘前観光物産展、浅草マルシェが開催される。「金龍ねぷた」は、浅草寺付近に舞い降りたと伝えられる金龍を再現したねぷた「金龍之舞」にちなんだもの。
会場となる浅草西参道商店街は、祭りをテーマとした街づくりへの取り組みがされ、江戸の町景観整備事業修景工事が進められてきた。その一環として、10月末に全国初となる天然ヒノキ道舗装にリニューアルされたことを記念して、同イベントが企画された。
同NPOは、年間2500万人の観光客が訪れる浅草で地域固有の伝統的民俗芸能としての祭りの一部を紹介し、各地の祭りを訪れてもらうきっかけ作りとして、全国の祭りの「浅草公演」開催に取り組んでいる。一方で、地方文化の継承・再生と若者の地方離れに歯止めをかけ、地方の活力再生の発展を目指す。理事長の関根博之さんは「小さいころから三社祭に心を弾ませ、みこしを見ると肩がうずく環境で育った。その延長で祭りをテーマに地域活性できれば」と話す。
開催時間は、ねぷた展示=9時~(7日は13時~)、ねぷた巡行=13時~、16時~。9日まで。