浅草寺(浅草2)で12月17日から「羽子板市」が始まり、「久月」(台東区柳橋1、TEL 03-5687-5176)が「歴代の輝く女性羽子板」と今年の「変わり羽子板」を展示している。
同社は、28年前から明るい話題を提供した著名人のオリジナル羽子板を発表し続けており、今年までの「変わり羽子板」は243点に上る。今年の羽子板市では、各年の「活躍した女性の変わり羽子板」から、1986(昭和61)年に作成されたダイアナ妃をはじめ、1992年のきんさん・ぎんさん、2011年のAKB48、2012年のエリザベス女王など「輝く女性」28本をピックアップ。加えて、テニスの錦織圭さん、相撲の逸ノ城駿さん、「ダメよ~ダメダメ」で話題の日本エレキテル連合、ノーベル物理学賞受賞の赤崎勇さん・天野浩さん・中村修二さんほか今年の変わり羽子板を8本、計36本を展示する。通常の羽子板の販売も。
初日は大勢がブース前に集まり、「ダメよ~ダメダメ」と物まねをする人などがシャッターを切って楽しんでいた。「歴代の変わり羽子板がここまで並ぶ機会はめったにないので、楽しんでもらえれば」と同社専務の横山久俊さん。
羽子板は古くから子どもの守りとされている。羽子板で突く羽根の玉は「無患子(むくろじ)」という「子が患わない」という意味の木の種で、それをはね返すことから無病息災の意味を持っているという。「そういう意味を知ってもらい、羽子板を身近に感じていただければ」と横山さんは話す。
開催時間は9時~21時(最終日は20時30分まで)。今月19日まで。