浅草雷門近くの浅草ライオンビルディングスタジオ(台東区雷門2)で3月4日、「台東ファッションザッカマルシェ」が開催される。主催は台東ファッションフェア実行委員会。
昨年に続き2回目の開催となる同イベントは、同区周辺エリアにあるファクトリーブランドのアイテムを集めた期間限定セレクトショップで、レトロなビルを貸し切りにして靴やバッグ、帽子、革小物など、同会場限定アイテムを販売。今年は全てを物販として取り扱う予定で、1階と2階を合わせて計11ブランドが出展する。
浅草や上野といった日本を代表する観光地として有名な同区は、日本有数のファッション雑貨の産地としても名高い。同周辺エリアは多くの職人やメーカーが集まる「ものづくり」の街として知られ、23区では最小面積でありながら、レザーグッズについては全国でも指折りの出荷額を誇る。
同区は古くからファッション雑貨関連業界団体と連携し、地場産業の活性化のためにさまざまな取り組みを行っている。同イベントでは特別企画として地元ファクトリーのバッグブランド「BEERBELLY」によるワークショップや、「Squeeze」の職人による革小物の製作実演も予定。一流職人による「ものづくり」の様子を実際に見たり体験したりできる。
台東区文化産業観光部産業振興課の妹尾侑香さんは「行政が主催するイベントとしては、このようなファッショナブルで楽しいイベントはあまりない」と自信をのぞかせる。職人も昔ながらのイメージはほとんどなく、若手の新しい時代を感じるという。「作り手を知ってもらういい機会でもある。行政の力を活用してもらいたい」とも。
開催時間は11時~18時。入場無料(ワークショップは有料)。3月6日まで。