雷門近くにある「菓子工房ルスルス」(台東区浅草3、TEL03-6240-6601)がオープンから4年がたった。
2007年に東麻布で「手作り菓子教室」として開業した「菓子工房ルスルス」は、教える菓子についてさらに知ってもらおうと店頭販売を始めたところ好評。実店舗2号店となる同店は、店主の新田あゆ子さんと、企画・運営を担当するまゆ子さん姉妹が2012年、浅草にオープンした。店名の由来はフランス語で「源」や「発信する」という意味がある「resource」の発音から。妹のまゆ子さんは「かわいらしさがありつつも少し不思議で、つい発音したくなるような店名にしたかった」と話す。
店の菓子は全て手作りで焼き菓子や生菓子を含め、常時15~25種類ほどが並ぶ。まゆ子さんは「季節ごとに旬の果物を使い、混ぜ物が入った材料は使わないなど、自分たちが当たり前にいいと思うことをやっている。シンプルな素材でも菓子作りの基本をきちんと守ると、おいしいものができることを伝えたい」と話す。定期開催の教室でも、材料の特性から一つ一つの工程の意味までを理解させるよう心掛けているという。
主な商品は、星形のアイシングクッキー「夜空缶」(1,620円)、クッキー(バニラ・ピーカン・紅茶など=各378円)、焼きショコラ(993円)、スコーン(540円)、シュークリーム(270円)、プリン(324円)、季節の果物のタルト(453円~)など。8月は、1カ月限定で週替わりのかき氷も販売予定。
今後について、まゆ子さんは「原点の東麻布店や、松屋銀座店も含めて、横のつながりを大切にしながらやっていきたい」と意気込みを語る。
営業時間は12時~20時。月曜定休。