浅草の「東京都立産業貿易センター台東館」(台東区花川戸2)で10月8日、「シングルオリジンティー・フェスティバル2016」が開かれる。主催はシングルオリジンティーフェスティバル事務局(武蔵野市)。
「紅茶専門店が行うイベントがなかった」ことがきっかけで始まったという同イベントは、今年で2回目。全国から24店が出展し販売も行う。昨年は約1000人を動員した。
「シングルオリジンティー」とは農園単位で分類した生産者の顔が見える紅茶のこと。「テイスティングラリー」ではカップを持参して50種類以上のシングルオリジンの紅茶を試飲でき、国内外の紅茶が味わえる。
「ティーマスターズコース」では日本紅茶協会アドバイザリースタッフの三浦宣安さんによる、ダージリン茶や産業の歴史についての講演、Cha Tea紅茶教室によるおいしい紅茶のセミナーを開く。「産地」「季節」「作り方」「出来上がり」「素材」「作り手」の6つの視点から紅茶の個性に迫る展示や、2016年産の紅茶を対象にした「プレミアムティー・コンテスト」を予定する。
関係者は「さまざまな紅茶を味わえるのが魅力。作り手の顔を感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
紅茶は、インドのダージリン、アッサム、ニルギリやスリランカのディンブラ、ウヴァなどが有名だが、日本でも、静岡や埼玉、九州をはじめ各地で生産している。緑茶用品種から製茶した紅茶も、ここ数年の技術向上から非常に高品質な紅茶が生産され、インドやスリランカ産を超える品質もあるという。
開催時間は10時~17時(ティーマスターズコースは10時30分~16時30分を予定)。チケット料金は、前売り=1,200円、当日=1,500円。売り切れ次第終了。