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浅草橋に空き家を活用するゲストハウス 地域とゲストをつなぐ拠点目指す

Little Japanの外観 築47年の空き家をリノベーション

Little Japanの外観 築47年の空き家をリノベーション

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 JR総武線浅草橋駅近くに4月上旬、ゲストハウス「Little Japan」(台東区浅草橋3、TEL 050-588-0536)がオープンする。運営はLittle Japan(浅草橋3)。

代表の柚木理雄さん

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 築47年の5階建て物件をリノベーションする同施設。広さは約300平方メートルで、1階がカフェバー兼ラウンジ、2階から4階が宿泊部屋になる。ベッド数は2人部屋と10人部屋が各1と、6人部屋が2の計34ベッド。ファミリーやグループでの個室利用にも対応する。

 宿泊者や地元住民が気軽に立ち寄り「くつろぎながら交流するスペース」をつくろうと、1階ロビーには畳とローテーブルを設置。和洋2種類の日替わり定食、フェアトレードコーヒーを取り扱う学生団体「ドリップパックプロジェクト」提供のドリップコーヒー、高知県四万十川の農家「桐島畑」の柚子で作った自家製柚子酒など、毎日訪れても飽きないメニューを提供するという。

 「地域と世界をつなげること」「資源の有効活用」をコンセプトに、「外国人旅行客から日本に感じる魅力を聞き出し、地域と結び付けたい」と代表の柚木理雄さんは話す。「住居としての需要がなくなった空き家を、訪日外国人向けの宿泊施設に作り変え、有効活用ができれば」とも。

 2015年には約1189万人の外国人観光客が東京を訪れ、過去最多を記録。「地元住民と関わる機会は少なく相互理解は進んでいない」と感じた柚木さんは、空き家を宿泊施設に改修し地元住民と外国人旅行者に「開かれたゲストハウスを作ろう」と決意。羽田・成田両空港に近く、外国人に人気の浅草・秋葉原へ徒歩で行くことができると考え、浅草橋に決めたという。「旅行者と地元の方との関係づくりを丁寧にやっていきたい」と意気込む。

 1階奥は、蔵前のシェアスペース「マチナカ製図室」から分室化したデザイン事務所を併設。地域住民や旅行者を巻き込んで「浅草橋エリアのマチづくり」を展開していく予定。施設の完成に向け、クラウドファンディングで支援を受け付ける(4月3日まで)。

宿泊料金は3,500円~を予定。

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