パンツェロッティは、円形にしたパン生地で具材を包み油で揚げた料理のことで、いわゆる「揚げピザ」。イタリアではプーリア州発祥の郷土料理として多くの人たちに親しまれ、専門店では連日行列ができるほど人気のソウルフードとして知られているという。
エグゼクティブシェフを務めるKaZU TAKEMOTOさんは、イタリアからの輸入業に20年以上関わっていた時代に、イタリアの風土豊かな食材と新鮮な素材を生かした料理方法に魅了され、ミラノ市内に友人と「パンツェロッティ」専門ラボを構え、独自のレシピを考案するに至った。今回、TAKEMOTOさんが「慣れ親しんだ街」だという浅草に店を構えた。
店内の席数は10席で、奥にはラボがある。パンツェロッティの種類は、「クラシコ」(660円)、「ハム&チーズ」(660円)、「スピニッチ(ほうれん草)」(770円)、「ボロネーゼ」(880円)、「チョコレートフィリング」(660円)などを用意するほか、ドリンクメニューも充そろえる。
オープンから1カ月。TAKEMOTOさんは「地元・浅草の多くの方に応援してもらい感謝。思った以上に、外国人観光客に喜んでもらえて驚いた。現地で食べるよりもおいしいと言ってくれたりもする」と話す。「イタリアではすごくメジャーな食べ物。パンツェロッティをもっと日本の人たちに知ってもらえるようにしたい」とも。
営業時間は10時~22時。月曜定休。