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蔵前小学校が現校舎で最後の児童展覧会 地元建築家の協力も

校舎もキャンバスに

校舎もキャンバスに

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 台東区立蔵前小学校(台東区蔵前4、 TEL 03-3851-1535)で1月28日から、「平成27年度 台東区立蔵前小学校 てんらんかい」が開催される。テーマは「思い出をありがとう~蔵前小に作品の花をさかせよう~」。

6年生の図工(立体)作品の最初の授業風景

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 同小学校は2003年4月に精華・小島・済美の各小学校が統合し開校。学区では就学人口の増加から今後も児童数や学級の増加が見込まれ、今年9月に改築移転工事の着工が決まったことから、現在の校舎では最後の展覧会となる。

 同展では学年ごとに、「図工(平面・立体)」「書写」「家庭科(5・6年生のみ)」をテーマに、授業で制作したものや展覧会用に準備を進めたもの、取り壊す校舎をキャンバスにした共同作品などを展示する。

 小学校生活最後となる6年生の「図工(立体)」では、「小学校の6年間 ~背の高さの柱に自分をうつす~」と題して、昨夏の健康診断で測定した自分の身長サイズの72センチメートル角のツガの柱を使い、「6年間の自分」を自由に表現する。企画・製作指導・設営には、図画工作専任の堀江教諭が昨年5月に同小学校周辺で行われた「モノマチ」で出会った、設計事務所「川島鈴鹿建築計画」(小島2)の一級建築士・川島茂さんと鈴鹿美穂さんに協力を依頼した。

 昨年10月、川島さんと鈴鹿さんによる「建築家の仕事とは」をテーマにした特別授業を行い、児童一人一人に「原寸大」=身長と、「本物」=建築資材の柱を手渡し、設計図製作から始まった。川島さんは「最初は全く手が動かない児童もいたが、がんばった自分や小学校での成長を思い出す作品になっていたらうれしい」と話す。6年生87本の作品は体育館で一堂に展示する。

 開催時間は8時30分~16時(28日は授業公開なし)。スリッパ持参。1月30日まで。 

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