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浅草に豚肉料理専門店「グロワグロワ」 中野から移転、バンドマンが新境地

オーナーシェフ栗山裕二さん

オーナーシェフ栗山裕二さん

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 つくばエクスプレス浅草駅近くに豚肉料理「groin groin(グロワグロワ)」(台東区浅草2、TEL 03-6231-6309)がオープンして1カ月がたった。席数は17席。

「まるで牛肉?旨みの強い肩ロースの厚切りソテー」

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 中野で8年間営業していた同店は、東京都の道路拡張計画を機に浅草へ移転。6月18日に豚肉専門店としてリニューアルオープンした。オーナーシェフの栗山裕二さんは30歳から未経験で飲食業の世界に入り、10年の修業を経て独立。新婚旅行も兼ね独立前に1カ月ヨーロッパを周遊した際、フランスで豚の彫刻に出合い、強く引かれたことがきっかけとなった。豊かな食生活をもたらすとされ、欧米では幸せのシンボルとされる「豚」の鳴き声から店名を取った。

 米沢豚を寝かせてから部位ごとに調理方法を変えて提供する同店。栗山さんは「適切な調理法を選ぶことで豚肉のうま味を最大限に引き出せる」と話す。お薦めは豚肩ロースのソテー。

 高校生のころからバンドでベースを弾いていたという栗山さんは、30歳を迎えたときに先の人生を考え、音楽をやめるか悩んだという。その後「音楽を捨てなくてもいい、執着もせずに続ければいい」と気づき、「音楽ができる店をやろう」と思ったことが転機となった。

 10月には「店内でライブもやりたい」という栗山さん。若者たちへ「やりたいことにのめり込んでほしい。人生に無駄なことはない、泥くさい生き方をしてほしい」とエールを送る。

 主なメニューは、「まるで牛肉?旨(うま)みの強い肩ロースの厚切りソテー」(1,750円)、「ヒレ肉のジューシーに仕上げたロースト」(1,580円)、「しっとり、柔らかく肉汁が残る!”ロース”の優しい茹(ゆ)で豚」(1,814円)、「12種類の野菜で“豚肉が10倍美味(おい)しくなる”農家さんから届くしゃきしゃきサラダ」(842円)、「完成までに2週間!手塩にかけた田舎風パテ」(918円)、ランチ(1,080円~)。ワインは、マルクブレディヴーヴレイクラシック(5,400円)、レニャーブルゴーニュピノノワール(4,860円)など。

 営業時間は、11時30分~14時、18時~21時30分。火曜定休。

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