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浅草で「一撃」瓦割り体験 東京五輪正式種目の「空手」も後押し、最高記録は20枚

一撃の拳を掲げる「カワラナ」店主の川口民夫さん(真ん中)

一撃の拳を掲げる「カワラナ」店主の川口民夫さん(真ん中)

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 浅草花やしき裏に瓦割り体験施設「カワラナ」(台東区浅草2)がオープンして1カ月がたった。運営はハハハ(浅草1)。

10枚割りを成功させた状態

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 日本式家屋の減少で瓦の需要が下降線をたどる中、屋根業界を盛り上げようと一部の屋根材会社がイベントとして始めた「瓦割り」を、レジャー展開として着目した店主の川口民夫さん。1年ほど前に挑戦した15枚割りを成功し、「面白さを実感した」ことからオープンした。

 使う瓦は棟の最上部に載せる冠瓦の下に、数枚重ねる「のし瓦」。もともと割って使うもので、きれいに割れた瓦は実際の建築に使い、破損したものは処理工程に回して再利用するという。

 「瓦割りの魅力は『一撃』」と川口さん。同店では「ワンスマッシュ(一撃)」をコンセプトに掲げる。「人生と瓦割りは一緒。二度はない」とも。これまでの最高記録は日本人男性が成功した20枚で、女性では10枚という。川口さんは「中には、友達に自慢したいと、バラバラになった瓦を大事に持ち帰るアメリカ人もいた」とほほ笑む。

 川口さんは平日は会社員として企業に勤務する傍ら、「楽しく暮らす人を増やしたい」と同社を設立した。「ふざけた人生を『ハハハ』と笑うことを地でいきたい。褒められることがなくなった人にも瓦割り体験をお薦めしたい」とも。

 2020年の東京オリンピックでは空手が公式種目に決まっていることから、川口さんは「外国人観光客にも楽しんでもらえたら」と話す。

 メニューは、1枚(500円)、5枚(2,000円)、10枚(3,900円)。5枚追加(1,000円)、15枚追加(4,900円)、20枚追加(5,900円)。

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