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台東で「鳥越祭」開催迫る 都内最重量級のみこしが狭い路地を練り歩く

昨年は宮出から大迫力

昨年は宮出から大迫力

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 蔵前橋通りにある鳥越神社(台東区鳥越2)で6月10日・11日、例大祭「鳥越祭」が開催される。

宮入は観客も担ぎ手も大興奮

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 都内最重量級のみこしが氏子地域を渡御(とぎょ)する同祭。明治時代に定義した重さで換算すると、千貫(約3750キロ)ある同神社のみこしは「千貫神輿(せんがんみこし)」とも呼ばれる。諸説はあるが、後に大きなみこしを「千貫神輿」と呼ぶようになり、同神社が元祖といわれる。

 震災で焼失したものを1928(昭和3)年に復元したという同神社のみこしは、町内の狭い道を多く曲がるため担ぎ棒が短いのが特徴。重さに対し担ぎ手が少なく、1人当たりの負担が大きいことから、みこし渡御(とぎょ)の難しさは都内でも随一とされる。

 千貫神輿は11日6時50分ごろの「宮出(みやだし)」から約12時間をかけて氏子地域を渡御。蔵前4丁目付近の三桂町会で、みこしの周りに設置したちょうちんに火を付ける「火入れ式」を経て、祭りで一番盛り上がるとされる「宮入道中(みやいりどうちゅう)」へと進む。暗闇の中を明かりが揺れながら進むみこしの幻想的な雰囲気は、沿道の見物客にも人気となっている。

 開催時間は、10日=午前中~(各町会により異なる)、11日=6時30分~21時15分(宮入道中は19時30分ごろ~、宮入は20時15分ごろを予定)。

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