ファレル・ウィリアムスさんの楽曲「HAPPY（ハッピー）」に合わせて人々が踊る動画が世界中で話題となっている中、地元の若者らが制作した浅草バージョンが8月11日、公開された。

　企画・制作は現役大学生の鈴木彩美さんとバイト仲間の満留彩さん。数カ月前から浅草で暮らし始め、これまで知らなかった浅草に出合えたという鈴木さん。「浅草は世界的な観光地にもかかわらず、有名な場所しか知らない人が多い。かつては自分もそうだったことから、多くの人に浅草をもっと知ってほしくて作ることにした」と話す。参加店をはじめ外国人観光客を「浅草らしい場所」で撮影し、「とても浅草らしいHAPPYになったと思う」と2人。ご当地キャラ「おくあさちゃん」も登場する。

　撮影場所は、浅草仲見世をはじめ、千束小学校、東京で最も古いおにぎり店「宿六」、あめ細工「アメシン」、民謡酒場「追分」、食品サンプル店「サトウサンプル」、豚肉ステーキハウス「トンテキ元気」、トラベラーズカフェ「Tokyo Knowledge」、和食「浅草 おと」、焼き肉「だん」、季節料理と甘味所「にしな」、ネパール料理「ミルミレ」、ラーメン「きび太郎」、バー「ハハハ」、立ち飲み居酒屋「Boo」、リカーショップ「大瀧商店」、アロハ食堂「クロスロードカフェ」など。

　鈴木さんは「この企画を通じて、たくさんの人とつながりができたり、すてきな話を聞かせてもらえたりしたことが良かった。浅草を知らない日本人だけではなく、外国人にも、この動画見てもっと浅草を知ってもらえたら」と期待を込める。