浅草観音裏の千束商店街にある「クロスロードカフェ(別名:アロハ食堂)」(台東区浅草4、TEL 050-5857-2648)が、オープン5周年を迎えた。
同店は「ハワイにあるような、海から上がってそのままフラッと入るような店」をテーマに、ハワイのローカルな店をイメージ。「観光客向けの店は多いが、もっと現地っぽさを出したかった」とオーナーの小林浩之さん。店名には「人と人が交じり合うという意味。ここで出会って何かの縁ができれば」という思いが込められているという。店には玩具や雑貨も置くほか、若手アーティストの支援として展示・販売コーナーも用意している。
「なるべく既製品や加工品を使わない」ということにこだわっている同店では、パンやビスケットなどを手作りしている。「何かあった際に材料が手に入らないと作れないものでも、できるだけ自分で作っていれば提供できる」という。ほかにも職業柄、一般的なランチタイムに昼食を取れない人のために、あえてランチタイムを設定していない。
板前、アパレルメーカー勤務などの経歴を持つ小林さんは「歌って踊れるオーナーを目指している」と話す。実際には歌ったり踊ったりはしないが、現在は同店のオーナーを務める傍ら、ジオラマ製作や店舗ディスプレー、写真撮影、ホームページ制作なども行っている。「できることは何でもやる。サラリーマンの客が自転車を注文してうちに届けさせ、夜取りに来たこともあった」と笑う。
主なメニューは、「Aセット(パン、スクランブルエッグ、生野菜、コーヒー)」(500円)、「Bセット(パン、スクランブルエッグ、スパム、生野菜、コーヒー)」(650円)、「にゃんバーガー」(750円)、「ロコモコ」「タンドリーチャーハン」(以上750円)、「季節のパンケーキ」(780円)、「生キャラメルのビザ」(600円)、「自家製ビスケットセット」(850円)など。
ドリンクは、「ブレンドコーヒー」(300円)、「カフェハワイ」(400円)、「ヘーゼルナッツオレ」(500円)、「ストレートティー」(350円)、「サッポロ黒ラベル中瓶」(500円)、「ハワイコナビール」(700円)、「ラムコーク」「カリモーチョ」(以上600円)など。
今後については「ここに来れば誰かがいるという店、愛される店であり続けたい」と小林さん。
営業時間は9時15分~21時。日曜・祝日定休。