東京メトロ銀座線田原町駅近くのレゲエバー「ラスタマンズカフェ」(台東区雷門1、TEL 090-3380-3339)が、オープンから1年がたった。
ボブ・マーリーをこよなく愛するオーナー・竹内悠太さんは、「ボブ・マーリーはどんな人も受け入れる寛大な人物だった。そんな彼に憧れ、人と人をつなぐコミュニティースペースを作りたかった」と話す。
店名にもある「ラスタ」とは、ジャマイカに奴隷として連れて来られたエチオピア人が中心となって発生した宗教的思想「ラスタファリズム(アフリカ回帰運動)」の略語で、ボブ・マーリーによって全世界に波及した。竹内さんは「平和とコミュニティーを大切にするラスタマンの店」というコンセプトを大切にしているという。
同店ではジャマイカで最も歴史のあるアプルトンエステート社のラム酒を取りそろえており、全世界で年間限定1万本しか販売されない21年ものも提供。「国内でもあまり飲める店はないのでは」と竹内さん。
店内はラスタカラーで統一され、ジャマイカでは一般的だというトタンを壁に使用し「ジャマイカっぽさ」を再現。エアコンと換気扇にはボディーペインターである池上ナミさんのカラフルなイラストが描かれている。「作品として残せるようにと家電に描いてもらった。無機質な家電に彩りを希望している人がいれば紹介したい」とも。
主なメニューは、ローストハニーピーナツ、ポテトサラスタマン(以上300円)、枝豆グリル、オイルサーディン、ソーセージグリル(以上500円)、厚切りベーコン(600円)など。
ドリンクは、カンナビア、ライオンラガー(以上800円)、ジーマ(600円)、グラスワイン、ウオツカ、テキーラ(以上500円)、ラム酒(600円~)など。
帰国子女である竹内さんは「外国人観光客にもっと来てほしい」と話す。「インフォメーションセンター的な役割ができれば。他の店とも連携して客をつなげていきたい」とも。
営業時間は18時~翌2時。祝日定休。