「ピタゴラ装置」ゴール部分を商品化―あの「ピタゴラスイッチ~」を自宅で

営業の太田ちひろさん、開発の清水浩平さん、広報の酒葉佳代子さん

営業の太田ちひろさん、開発の清水浩平さん、広報の酒葉佳代子さん

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 「ハピネット」(台東区駒形2、TEL 03-5828-6351)は1月31日、NHKのEテレで放送中の「ピタゴラスイッチ」の人気コーナー「ピタゴラ装置」のゴール部分「ピタゴラ ゴール1号」を発売する。

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 ボールが入ると旗が立ち、おなじみの「ピタゴラスイッチ~」のサウンドが流れる同商品は、番組内でも使用されているゴール部分を実寸で商品化したもの。同番組を監修する東京芸術大学教授で「だんご3兄弟」や「バザールでござーる」などで知られるメディアクリエーターの佐藤雅彦さんは、これまで商品化の要望が多かったが「身の回りにあるものを使って、創意と工夫をこらして作り上げるのがピタゴラ装置」と、あえて応えてこなかったという。しかし、家庭で自作しても何か一つ足りない、それがあのゴールサウンドだったため、商品化に至ったという。

 2002年に番組が始まって以来初の玩具とあり、NHKエデュケーショナル、番組制作チーム、ハピネットの開発陣が一丸となり「とても大切に作り上げた」と開発チームの清水浩平さん。「番組の世界観を再現することにこだわり、音を出すタイミングやボールが落ちるタイミングにコンマ何秒という絶妙な間(ま)を取り入れた」とも。安全面にも配慮し、万が一子どもが飲み込んでも気道が確保できるよう付属のボールには数カ所穴が開いている。

 「考え方を育てる」ことをテーマにしている同番組。去年秋からは仕掛けの作り方を紹介する「ピタゴラ装置アカデミア」が放送されている。「多くの人にピタゴラ装置を作って楽しんでもらいたい」と同社広報担当の酒葉佳代子さん。ユーチューブの商品チャンネルには、営業の太田ちひろさんが自宅で撮影した「ピタゴラ装置作例1」が1月8日に公開されており、再生回数が早くも1万回を突破している。太田さんは「商品の説明書にある作例を組み合わせただけだが、子どもが大はしゃぎして高まった」と話す。

 価格は1,980円。全国の玩具店、雑貨店、量販店、家電量販店の玩具売り場、オンラインショップなどで販売する。

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