浅草橋の喫茶店「葦(あし)」(台東区浅草橋2、TEL 03-3861-4674)が、オープンして40年を迎えた。
以前は蔵前に店を構えていたが、建物の老朽化に伴い2007年に浅草橋に移転。「多分旨(うま)い珈琲(コーヒー)」という看板と、リーズナブルな価格帯、店主である永井明さんのキャラクターが話題で常連客が絶えない。コーヒーは永井さん自ら豆をひいてハンドドリップで入れる。おかわりは自由。
店内はカウンター6席、テーブル8席の空間に、山登りのベテランでもある店主の年代物のピッケルやキスリング・ザックが飾られている。「山遊び教室」のほか、シャンソンライブや英会話教室などが開かれているという。
常連客の1人が手土産片手に来店し、他の客にも分けるなどアットホームな雰囲気で、ほぼ毎日ランチに来る客は「落ち着くんだよねえ」と話し、ほかの常連客も「この人は世のため人のためにやってるのよ」と口にする。「客はみんな良い人ばかり」と永井さんは笑う。
主なメニューは「日替わりランチ」「定食」(以上780円)、「おまかせ肴(さかな)セット」(1,200円~2,000円)など。仕入れにより夜のメニューが変わる。ランチのライス、みそ汁、コーヒーはおかわり自由。
ドリンクは、「多分旨い珈琲」(300円)、「エビス生ビール」(550円)、「一の蔵」「ワイン」(以上500円)など。
今後について永井さんは「これからも客の満足を一番に考えていく」と意気込む。「サロンを目指している」とも。
営業時間は12時~23時。土曜・日曜・祝日定休。