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浅草のスープカレー店「もんじろう」が3年-看板犬は夜のみ出勤

店主の宮下瞬さんと看板犬もんじろう

店主の宮下瞬さんと看板犬もんじろう

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 浅草すしや通り商店街にあるスープカレー店「カフェ&バー もんじろう」(台東区浅草1、TEL 03-6322-7907)がオープンから3年を迎えた。

1番人気の「浅草スープカレー」

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 北海道の無農薬野菜と10時間以上かけて煮込んだ柔らかい肉を使用した「浅草スープカレー」と、自家製の薬膳酒、水たばこを提供する同店は、外国人観光客の来店も多い。

 店主の宮下瞬さんとあゆみさんは旅先のラオスで出会い、帰国後交際を経て結婚。その後、飲食店経験がなかった2人は研究を重ね、憧れの浅草で店を開いたという。店内は手作り感あふれるインテリアを飾り、ドアを使ったテーブルや、ベトナムの照明、北海道から持ってきたという流木や鹿の角など異国情緒ただよう雰囲気に仕上がっている。瞬さんは「つかの間でも旅行気分を味わってもらえれば」と話す。「旅好きもよく来店し、旅先の話で盛り上がる。行ったことのない国の話を聞くのが楽しい」とも。

 あゆみさんの実家は北海道で、畑を持つ父親が野菜を作って送っているという。野菜のほかにも、養蜂所を荒らしに来るスズメバチを生け捕りにし酒に漬けたものや、北海道に自生しているエゾウコギを漬けた酒など、数種類の薬膳酒を取りそろえており、北海道以外では味わえないようなものも。あゆみさんは「子どものころから風邪をひくと薬膳酒を飲んで治してきた。これからも北海道ならではの薬膳酒を増やしていきたい」と話す。

 水たばこは20種類以上取りそろえており、ストロベリー、ブルーベリー、マンゴーなどのフルーツ系から、ハーブ系、パワードリンクフレーバー系などさまざま。水たばこはスズメバチ酒と共に外国人に人気だという。

 主なメニューは「浅草スープカレー」(980円)、「浅草バターチキンスープカレー」(1,300円)、「ガーリックシュリンプ」(1,000円)、「トマトアボカドサラダ」(650円)、「フィッシュ&チップス」(850円)、「バッファローチキンウイング」(5ピース=700円~)など。

 ドリンクは、「チャーンビール」(700円)、「カンナビア」(850円)、「自家製パクチー酒」(650円)、「スズメバチ酒」(900円)、「エゾウコギ酒」(850円)、カクテル各種(680円)、ソフトドリンク各種(330円~)など。

 3年目を迎え、あゆみさんは「ゆるく、細く長く続けていきたい。客と共に気持ちのいい店であり続けたい」と話す。夜になると15歳になるラブラドルレトリバーの看板犬「もんじろう」も出勤。「仲良くしてほしい」とも。

 営業時間は12時~14時、18時~24時(土曜・日曜は12時~24時)。火曜定休。

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