都営浅草線蔵前駅近くに3月7日、セレクトショップ「SUNNY CLOUDY RAINY」(台東区蔵前4、TEL 03-6240-9779)がオープンした。
ファッション通販サイト「ZOZO TOWN」のバイヤーだった秋山香奈子さんが立ち上げた同店。開店前日の6日にはオープニングレセプションが開かれ多くの人でにぎわった。訪れた人は「空間の使い方がぜいたく。人柄が感じられる場ですてき」と話していた。
「カテゴリにこだわらず、自分がいいと思ったものを扱いたい」という秋山さん。店内には洋服やアクセサリーだけでなく、ジャムやお菓子、陶器やドライフラワーなど多種類の商品が並ぶ。商品は「眺めてコレクションするものでなく、実際に利用する日常が思い浮かぶものを選んでいる」という。
工業大学出身でデザインを学んでいた秋山さんは、洋服が好きで検品や発送の仕事からバイヤーへ。「作り手と直接触れ合いながら、自分のフィルターを通して、別の人につなげていくのが楽しい」と、洋服をメーンにインテリア雑貨などを9年扱っていたが、「来た人の顔が見られる場で、伝えたいことを伝えたい」との思いで独立した。
紅茶専門店「TEAPOND」のパッケージには晴れ・曇り・雨の日をイメージして帯をつけ、店舗のオリジナルに。天然石のアクセサリーは岡山の作家「KAMIORI KAORI」の物を取り扱うなどセレクトにも徹底する。自身も愛用するブランド「ガサ」の洋服は「流行に関係なく経年変化も楽しめるところがお勧め」とか。一目ぼれして決めた店は、「内装やディスプレーにこだわり、見せ方で他店と差別化したい」と話す。
店名は「ライフスタイルが形になり、変化のあるお店にしたい」という気持ちから。「来た人が組み合わせを楽しみ、いつも発見がある場になってほしい」と思いを込める。
営業時間は12時~18時。