浅草花やしき(台東区浅草2、TEL 03-3842-8780)に3月20日、8年ぶりの新作乗り物系アトラクション「シラサギ」がオープンする。
隣接する浅草寺の恒例行事「白鷺(しらさぎ)の舞」にちなみ名付けられた同アトラクションは飛行塔型で、大人用と子ども用の座席が6席ずつ全12席。足元のペダルをこぐと座席が高く舞い上がるセルフコントロール機能付き。身長90センチメートル以上の乗車制限がある。料金は300円。
わずか6150平方メートルの敷地に約20ものアトラクションがある同園は、「もう新アトラクションを設置する場所などない」と思われていた。「平面がダメなら上がある。空は無限だ」と発想を転換し、既存のアトラクションの上に新たに人工地盤を作り、2階建てアトラクションのように設置した。人工地盤の高さは5メートルで、ペダルをこぐことで、さらに約4メートル上昇。浅草の街並みを見渡せるほか、日本最古の「ローラーコースター」がすぐ脇を駆け抜ける。
同園は1853(寛永6)年に開園し、植物園、動物園などを経て、1941年に強制疎開により取り壊されたが、1947(昭和22)年に遊園地として復活したという歴史を持つ。2013年には開園160周年を迎えた。
同遊園地プロモーション部の高知尾有美さんは「親子でも楽しめるアトラクションができた。浅草の景色を楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は10時~18時。入園料は小学生・65才以上=500円、中学生以上=1,000円。