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浅草に行列屋台の焼きそば店 「もっちもち」でコシのある太麺が魅力

「浅草三宮焼きそば本店」のソース焼きそば

「浅草三宮焼きそば本店」のソース焼きそば

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 つくばエクスプレス浅草駅近くに7月4日、テークアウト専門焼きそば店「浅草三宮(さんみや)焼きそば本店」(台東区西浅草2、TEL 03-5830-7848)がオープンした。

「浅草三宮焼きそば本店」の松家靖さん

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 浅草が地元のオーナー笠島利之さんが「いつでも食べられる焼きそば屋台の中継基地を作りたい」と出店した同店。店名は浅草らしく三社(さんじゃ)祭の「三」と宮神輿(みこし)の「宮」から付けたという。

 「浅草開花楼」の特製ゆで麺を使用し、「蒸し麺よりコシがあるゆで麺を最後に水で締めることで、さらにコシを引き立たせている」という。5種類のソースをオリジナルブレンドにしてラードを加えながら焼き、甘みとコクを出す。「麺のおいしさで勝負するため、シンプルさにこだわった」という焼きそばは、豚ひき肉とキャベツ、もやしに、たっぷりの青のりをかけ、紅ショウガを添えて「昔ながらの屋台の味わい」を提供する。訪れた客からは「もちもちの麺にちょうどいい塩加減でおいしい」と評判だという。

 焼き手の松家靖(まつかやすし)さんは10年以上のキャリアがあり、焼き過ぎずソースを均等に染み込ませ「絶妙の加減」で作るベテラン。上野公園などの屋台で焼きそばを販売し、毎年、浅草寺でも出店している。ヘラで音を立てながら作るというパフォーマンス性が高い焼き方もでき、店内では作る姿を見ることもできる。夏は「スタミナがつくネギにんにく焼きそばがお勧め。おいしいといってくれるのが一番」と笑い、この焼きそばで「B-1(ビーワン)グランプリを狙いたい」と意気込む。

 主なメニューは、ソース焼きそば(400円)、唐辛子焼きそば、ネギにんにく焼きそば(以上450円)など。

 今後について笠島さんは「人情があり、人の魅力があるのが浅草。これからもいろんなイベントや店とコラボして、浅草全体を元気にしていきたい」と思いを口にする。

 営業時間は11時~20時30分。月曜定休。

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