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浅草でハラル認証のビーフとチキン 馬肉料理専門店がインバウンド向けに対応

店長の小田切さん(左)とプロデューサーの竹内さん(右)

店長の小田切さん(左)とプロデューサーの竹内さん(右)

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 東京メトロ銀座線浅草駅近くの馬刺し専門店「馬刺屋マサシ」(台東区浅草1、TEL 03-3842-5600)で7月1日から、ハラル認証を受けたビーフとチキンの提供を始めた。

「ハラル認証ビーフしゃぶしゃぶ」

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 熊本直送の馬肉をメーンに提供する同店。外国人旅行者が多い浅草で、文化的背景から馬肉を食べることに抵抗を示す外国人や、近年増加するムスリムなど、多様化するニーズに応えるため同サービスを開始した。カップルの来店でも「1人は馬肉、1人は牛肉」と臨機応変に対応ができ、予約客のほか飛び込みで入店する客にも好評という。

 ハラル認証を受けるには、イスラム法に則った食肉加工処理を必要とするため、ムスリム以外でも食の安全性などに敏感な人たちの間で近年話題になっているという。同店でもハラル認証を受けた食肉工場から牛肉と鶏肉を仕入れているという。

 同店のメーンとなる馬肉は、牧場から丸ごと1頭を買い付けているため、新鮮で味も良いという。ブランドプロデューサーの竹内仁栄さんは「食べるという字は『人』を『良くする』と書く。好きな人、大切な家族と良い食事を共にすることで、良い関係性が培われる。友人でも恋人でも大切な誰かとの食の場を『幸せなひと時』として演出できたら」と話す。

 店長の小田切雅久さんは「浅草は馬肉にはなじみの深い地域で、もともと吉原のあった奥浅草、三ノ輪周辺では、古くから桜鍋を食べる習慣がある。『浅草といえば馬肉』という風潮を広めながら、ハラルも含め品質の良い食を提供していきたい」と話す。

 主なメニューは、ハラルすき焼きセット、ハラルしゃぶしゃぶセット(以上1,480円)、特選馬刺し(ロース、桜ユッケ、ふたえご=以上680円、たてがみ=480円、ヒレたたき=800円)、桜肉寿司(200円~)、特選刺し5点盛り合わせ(1,980円)、桜肉溶岩焼(1,080円~)、特大馬並ソーセージの鉄板焼(1,380円)、馬刺しと馬肉料理コース(2,980円~)など。

 営業時間は16時~23時30分、(土曜・日曜・祝日は12時~)。

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