喜劇の「浅草」と文化芸術の「上野」を舞台にしたコメディ映画祭「第8回したまちコメディ映画祭in台東」（TEL 03-5428-2667）のオープニングイベントが9月19日、浅草公会堂で行われ、ビートたけしさんらが人力車に乗って凱旋（がいせん）した。

「コメディ栄誉賞」受賞のビートたけし監督

　今年の「コメディ栄誉賞」が贈られたたけしさんは、観客の「たけしコール」に迎えられながら登場。「浅草には何十年もいたから、昔だました女や金借りたやつとかから『金返せ』とか言われないかビクビクする」とジョークを交えて観客を沸かせた。たけしさんがエレベーターボーイをしていた「浅草フランス座演芸場東洋館」では、22日に北野武監督作品「菊次郎の夏」を公開する。たけしさんは「コメディ映画は神経を使って作っても芸術映画より扱いが低い」とコメディ映画について語った。

　レッドカーペットには総合プロデューサーのいとうせいこうさんのほか、台東区観光大使の浅香光代さん、海老名香葉子さん、アニマル浜口さん、したコメ応援人の内海桂子さん、青空球児・好児さん、泰葉さん、松村克也監督、城之内正明さんも姿を見せた。浜口さんは「気合」ハチマキを締め、定番の「気合いだ、気合いだ」を連呼して会場を盛り上げた。

　そのほか、エンタメ情報番組「男おばさん?」の公開収録を行う軽部真一アナと三上真奈アナは、ポリープ療養で欠席した笠井信輔アナの写真を持参。「進撃の西村喜廣特殊造型講義」の西村喜廣さんと武田梨奈さんは、「進撃の巨人」の右手を胸に当てるポーズで登場した。「帰ってきたMr.ダマーバカMAX!」のボビー・ファレリー監督は手にしたハリセンで娘の頭を叩くパフォーマンスも。「全力スマッシュ」のジョシー・ホーさん、スーザン・ショウさん、アンドリュー・ラムさん、ヘンリー・ウォン監督のほか、「すれ違いのダイアリーズ」のニティワット・タラートーン監督も参加し、にぎわいを見せた。

　開催期間は22日まで。最終日は「ビートたけしリスペクトライブ」の後にクロージングセレモニーを予定。