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蔵前にイタリアン「ピンツォ」 季節と産地楽しむ食材にこだわり、ビオワインも

オーナーシェフの長澤拓也さん

オーナーシェフの長澤拓也さん

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 都営大江戸線蔵前駅近くに9月7日、イタリアンレストラン「ピンツォ」(台東区蔵前2、TEL 03-6338-7866)がオープンした。

手作りのキタッラ 子うさぎのラグーととうもろこし

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 座数はカウンター6席、テーブル10席。「季節や産地を感じて楽しんでもらいたい」と食材やワインにこだわり、自家製パスタも提供する。

 食材はさまざまな産地のものを試し、小麦粉と豚は北海道、魚は三重の鳥羽、野菜は長野県佐久市の有機野菜にたどり着いたという。メニューには素材の産地を表記。パスタの一種であるスパゲッティ・アッラ・キタッラは「キタッラ」というギターのように弦を張った道具で手作り。ワインはビオワインを提供しており、ワインリストにはビオワインのマーク「てんとう虫」の数で、オーガニック度が分かるようになっている。てんとう虫は無農薬のぶどう畑に集まるアブラムシを駆除することからマークに採用されており、同店は名刺やメニューなどにも使っている。

 オーナーシェフの長澤拓也さんは「本場イタリアで自分の腕が通用するのか試したい」と、トスカーナに修業に出向き、認められるまで帰国しない覚悟で臨んだが、1年ほどでシェフから認められ、「三ツ星レストランを紹介する」と言われたが断り帰国したという。「『自分の店を持つなら川沿いに」と、下町の人情味や、道路が広く歩きやすい点、居心地が良い点が気に入り、蔵前に店を構えることを決めた」と長澤さん。

 メニューは「パスタランチ」(1,080円)、「グリーンサラダ」(800円)、「鳥羽より あらはだのグリル」(1,000円)、「鳥羽より 活穴子のフリット」(1,300円)、「ジッリ 子うさぎのラグーととうもろこし」(1,400円)、「キタッラ 生うにのトマトソース」(1,700円)、「帯広産どろ豚肩ロースのグリル『アリスタ』」(1,900円)、「岩手産短角牛もも肉のタリアータ」(2,400円)など。ワインボトルは2,800円~。

 長澤さんは「新参者なので、地域の輪に入り、地元の一員を目指したい。仕事帰りにカウンターで一杯、という気軽さで地元の人に利用してもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~14時。18時~22時30分。日曜定休。

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