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花やしきで「茨城地酒まつり」 県内28の蔵元が地酒振る舞う

「茨城地酒祭りin 花やしき」

「茨城地酒祭りin 花やしき」

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 浅草花やしき(台東区浅草2、TEL 03-3842-8780)で10月9日、茨城の酒蔵が一堂に集うイベント「茨城地酒まつり in 花やしき2015」が開かれる。

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 今年で5回目となる同イベントは、茨城産の酒や農産物を味わい広く知ってもらうため、茨城県酒造組合が主体となり行う。毎年700枚限定のチケットが完売となる人気のイベントで、茨城県内全48の酒蔵の中から、今年は28の酒蔵が参加し自慢の日本酒や焼酎を振る舞う。酒の肴(さかな)には「あんこうのどぶ汁」「常陸牛ローストビーフ」「霞ヶ浦産わかさぎの薫製、釜揚げ川えび」「笠間のいなりずし」など、茨城名産の料理を提供する。

 そば粉の最高峰とされる、金砂郷(かなさごう)産のそば粉で作ったそば焼酎が話題の「剛烈富永酒造」や「常陸野ネストビール」が全国的な人気を集めている「木内酒造」、横山大観が生前に愛飲し、酒のラベルも本人の揮毫(きごう)を印刷して作ったという「大観」の「森島酒造」などの酒蔵が参加する。

 当初2011年3月に予定していた「第1回地酒まつり」は、東日本大震災のため一度は中止になった。県内にある多くの酒蔵は壊滅的な被害を受け、イベントの中止による払い戻しなども重なり大変な時期を過ごしたという。その後周囲からの励ましもあり、茨城県全体の復興に向け中止となった同イベントを秋に再開したのが始まりだという。事務局長の佐藤健三さんは「茨城には、『久慈川水系』『那珂川水系』『筑波山水系』『鬼怒川水系』『利根川水系』の5つ豊かな水系があり、そのおいしい水で蔵元が丹精込めて造った酒をぜひ味わっていただきたい」と話す。

 別途販売も行うが、入場料を払えば茨城名産のつまみと、各酒蔵の酒を全て試飲・試食でき、土産のぐい飲みやゼリー、酒(300ミリリットル)、エコバッグ、抽選でオリジナルTシャツが進呈される。

 富永酒造の富永継則さんは「東京のすぐ隣にいい酒と酒蔵、農産物が豊富な茨城があることを、東京の皆さんにもぜひ知っていただきたい。用意する酒を全部飲み干すくらいのつもりで当日は遊びに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

 同イベント中は園内貸し切りとなり、酒を飲んで乗り物に乗ると悪酔いするという理由から、稼働するアトラクションはお菓子の家型の観覧車が地上45メートルまでゆっくりと上昇し、園内や浅草を一望できる「Beeタワー」のみ。「当日はゆっくり夜景を楽しんでいただければ」と同園スタッフも笑顔を見せる。

 開催時間は18時30分~20時30分。前売り券は4,200円。 

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