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浅草にロブション出身シェフのフレンチ 地元老舗とのコラボメニューも

エグゼクティブシェフの渡辺雄一郎さん

エグゼクティブシェフの渡辺雄一郎さん

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 東京メトロ銀座線浅草駅近くにフレンチレストラン「Nabeno-Ism(ナベノ-イズム)」(台東区駒形2、TEL 03-5246-4056)がオープンして2カ月がたった。

Nabeno-Ismのアミューズ・ブーシュ

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 「シェフ姿に憧れ、食べていて元気になることがフレンチを選んだ理由」と話すのは、同店エグゼクティブシェフの渡辺雄一郎さん。「浅草には母校の辻調理師専門学校創設者・辻静雄さんの墓があり、導かれたのは運命。浅草駒形は江戸の伝統的な食文化が残る土地柄と水辺の立地」が魅力と話す。

 メニューは、ランチコース「Koma-Gata」(1万円)、ディナーコース「Nabeno-Ism」(2万円)。浅草にある老舗メーカーが手掛ける雷おこしや唐辛子のオリジナルブレンドを料理に採用し、デザートには日本堤のバッハコーヒーと駒形をイメージした菓子を用意する。渡辺さんは「ここにしかない唯一無二の料理を目指したい」と意気込む。

 店のロゴマークは渡辺家の家紋「三団子」をベースに、皿に三ツ星を盛りつけたデザインで「永遠の憧れとして星を追い続ける」渡辺さんの決意を込めたという。

 渡辺さんは1994年に恵比寿のシャトーレストラン「タイユヴァン・ロブション」のオープンに携わった。2008年から「ガストロノミー ジョエル・ロブション」で、ミシュラン東京の三ツ星を9年続けて獲得、21年にわたりロブショングループに勤務した経歴を持つ。

 同店は東京都建設局が行う水辺の魅力向上と、地域活性を目的にした社会実験 「隅田川『かわてらす』」の第1号店にも選出されている。

 営業時間は12時~13時30分、18時~21時。月曜、第4火曜定休。

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