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蔵前の寺ギャラリーで写真展 -新進気鋭の写真家・武田陽介さん

武田陽介 「081112」 2012年 ライトジェットプリント 
(C)Yosuke Takeda / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Tokyo and Kurenboh Chohouin Buddhist Temple Gallery, Tokyo

武田陽介 「081112」 2012年 ライトジェットプリント  (C)Yosuke Takeda / Courtesy of Taka Ishii Gallery, Tokyo and Kurenboh Chohouin Buddhist Temple Gallery, Tokyo

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 蔵前の長応院(台東区蔵前4)内の瞑想(めいそう)ギャラリー「空蓮房」で現在、写真家・武田陽介さんの写真展「Stay Gold: Digital Flare」が開かれている。

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 武田陽介さんは1982(昭和57)年、愛知県生まれ。銀塩写真からデジタル写真へ移行し、ストレート・フォトグラフィーでありながら、抽象画のような構図とグラフィックのようなフラットなイメージを併せ持つ作品で各分野から注目を集めている。

 同展では、カメラを太陽に向けると生じる「センサーの許容範囲」を超えた領域の「ハイライト」を被写体として、調整できないデータ上の不可侵領域を現像している。「Stay Goldとは抵抗である。Nothing Gold Can Stay=変わらないものは何もない、という正しさを知りながら、それでも、変わらないもの、変わらないことの傍らに立つという抵抗である。それこそ、僕にとっての『写真』であるように思う」 と武田さん。

 写真展が行われる「空蓮房」は浄土宗の寺の境内にあり、事前にメールで予約し住職に案内してもらうという流れ。「ギャラリー内は狭いため1人しか入ることができないが、観法によるその宇宙感を感じてもらえれば」という。

 写真展は同ギャラリーのほかに、清澄「タカ・イシイギャラリー」(江東区清澄1)では「Stay Gold」、恵比寿「TRAUMARIS|SPACE」(渋谷区恵比寿1)では「Stay Gold: Two Walls」、六本木「タカ・イシイギャラリーモダン」(港区六本木6)では「Stay Gold: Color Proof」の都内計4カ所で同時開催している。

 開催時間は水曜~金曜の10時~16時。料金は拝観時のさい銭。2日前までにメールで予約が必要。

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