蔵前駅のバリアフリールート整備が完了-都営浅草線改札口にエレベーター

供用が始まった「A0」出入り口は蔵のデザイン

供用が始まった「A0」出入り口は蔵のデザイン

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 都営浅草線「蔵前駅」(台東区蔵前2)の出入り口新設工事が完了し、「A0」出入り口として共用が始まった。

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 同出入り口は、2番線(押上方面)のプラットホーム中ほどに新たに設置された改札口と直結しており、地上出入り口とエレベーターで結ばれた。同駅は1960(昭和35)年12月、都営地下鉄1号線として最初に開業した「押上~浅草橋」間に位置する古い施設。2000年12月に開業した同大江戸線蔵前駅と乗換駅になっているものの地下連絡通路はなく、一度地上に出てから乗り換える必要がある。大江戸線の施設には当初からバリアフリールートが確保されているが、浅草線にある全4カ所の地上への出入り口は「A2」出入り口にある上りエスカレーター以外は全て階段だった。

 「バリアフリールート」とは、地上から改札口やプラットホームへ、エレベーターなどを利用して移動できるルートのこと。東京都交通局が都営地下鉄全106駅で、これまで段階的に整備を進めてきた。2012年度には103駅まで確保され、同駅も2011年3月に1番線(西馬込方面)の浅草橋側改札外に、地上出口(A1出入り口)とを結ぶエレベーターの供用を始めていたが、今回2番線の改札口が設置されたことで、三田線春日駅のエレベーターの供用開始と併せて全駅の整備が完了した。

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