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新御徒町のピザ店が半年-「日本で2番目に古い」商店街に活気を

ノリの良い店主・黒田裕久さん

ノリの良い店主・黒田裕久さん

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 「日本で2番目に古い商店街」として知られる佐竹商店街に、ピザ店「ヤキタテピザ佐野」(台東区台東3、TEL 03-3831-1004)がオープンして半年がたった。

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 同店はピーテンプル(日本橋3)が展開するフランチャイズで、生地やチーズ、トッピングを自由に選べて「自分好みのピザ」が注文できるのが特徴。配達はせず、注文が入ったら1枚1枚目の前で焼くスタイルで、用賀や元麻布など関東を中心に7店舗出店している。店名にある「佐野」はイタリア語で「健康・体に良い」という意味の「サーノ」から。自由度が高く、各店舗が独自のメニュー展開やピザ教室などの取り組みをしており、同店では日替わりでおすすめピザを提供するほか、デザートやワインカクテルを独自に展開する。

 店主の黒田裕久さんは「もともとカフェがやりたいと思っていたが、脱サラをしてコーヒーくらいしか入れることができなく悩んでいたころ、テレビで同フランチャイズを見て、これだ!と思った」と話す。「ブームなのか、店をオープンした前後にピザ店やイタリアンが増えた。流行に乗ったと思われたくはないが、取りあえず波に乗れた」と笑う。

 ランチタイムには多くの客でにぎわうという同店。「これからの課題は、夜の営業でいかに集客ができるか」と黒田さん。客の要望でオープン当初は出していなかったアルコール類をメニューに追加するほか、11月中は「ワインフェア」と題し、通常600円で提供しているグラスワインを300円から提供する。ボジョレ・ヌーボー解禁の際にはワインに合うつまみやピザを用意するという。

 主なピザメニューは「ピザサーノ」(S=650円、M=1,250円、L=2,000円)、「マルゲリータ」(S=400円、M=800円、L=1,400円)、「カルボナーラ」(S=550円、M=1,000円、L=1,600円)、「明太(めんたい)クリーム」(S=450円、M=900円、L=1,600円)など。リクエストがあればハーフ&ハーフも注文可能。

 同店オリジナルメニューは、ドリア(M=850円、L=1,200円)、ピクルス盛り合わせ(300円)、シーザーサラダ(500円)、コーヒーゼリー、抹茶ゼリー(以上500円)、バナナチョコパフェ、スプリッツァー、カリモーチョ、ワインクーラー(以上600円)など。

  佐竹商店街は1898(明治31)年、日本で2番目に早く商店街組合を結成。現在は店舗の半分がシャッターを下ろしている。「駅チカで立派なアーケードがある佐竹商店街が、シャッター商店街なんてもったいない。少しでも盛り上げ、地域に貢献できれば」と黒田さん。「また行きたいと思ってもらえるよう、来るたびに何かが新しくなっているような店、いつも人が絶えないような店を目指す」と意気込む。

 営業時間11時~21時(ピザ生地がなくなり次第終了)。

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