つくばエクスプレス浅草駅近くの「江戸下町伝統工芸館」(台東区浅草2、TEL 03-5246-1131)で職人による伝統工芸品の製作実演が行われる。
同館1階に設けられた桟敷(さじき)から、伝統工芸職人による製作風景をライブで見ることができる同プログラム。タイミングや職人によっては製作工程などについての質疑応答も可能で、伝統の技を受け継ぐ職人の生の声を聞くことができる。
台東区エリアは、町人文化が栄えた江戸の昔から文化の繁栄を担う高度な技術を持つ職人が多く住み、高度に洗練された伝統工芸が育まれ、現代に受け継がれてきた。隅田川の水運利用により材料の運搬が便利とされ、芝居小屋や吉原があり歌舞伎用の道具などの需要が多かったことも発展に寄与したという。
「伝統工芸品に対する関心を深め、その素晴らしさを実感してもらいたい」と、同館では職人を講師に迎えた手作り教室や、一つの業種にスポットを当て職人の技術やこだわりを紹介する特別展なども開いている。
6月は、6日・7日=看板彫刻、13日・14日=東京銀器、20日・21日=江戸指し物 、27日・28日=型染め・木版染めを予定。
実演時間は11時~17時。入館無料。