蔵前のリノベーションカフェ「蔵前4273ガレージカフェ」(台東区蔵前4、TEL 070-6511-4273)で6月13日、寄席イベント「木りんtheナイト」が開かれる。
周辺住民らとコミュニケーションを図り、古くから浅草の文化として残る落語や曲芸、漫談などを身近に伝える試みとして企画した。主催は林家木久扇さんの弟子で、落語家の林家木りんさん。木りんさんの冠イベントとして、今回は大神楽曲芸師の柳貴家(やなぎや)雪之介さんと、三味線漫談の林家あずみさんを迎え、「イケメン2人と美女1人」というサブタイトルの通り、「美男子」と「美女」がそれぞれの演目を披露する。
「近所と積極的なコミュニケーション」をテーマに、下町からの情報発信や地域との関わりにも重点を置く同店。「街の人々を巻き込み、巻き込まれる、良好な近所付き合い」に取り組んでおり、同イベントのステージや客席などの会場づくりには、近所でセレモニーを取り扱う鵜原商店(蔵前4)が協力する。
元大関「清國」を父に持つ浅草育ちの木りんさんは、同店がある町会との縁で、「若手の落語家がもっと話せる場を」との思いがあったという。
イベント終了後は懇親会を予定しており、出演者と観覧者とのコミュニケーションの場も提供する。木りんさんは「2回、3回と続けていきたい」と今後を見据える。「お酒を飲みながら、お弁当を食べながら、気軽に見に来てほしい」とも。
当日は通常のカフェメニューのほか、幕の内弁当(1,000円)を数量限定で提供する。
17時開場、18時開演。前売りと事前予約の料金は1,800円、当日は2,000円(共に1ドリンク付き)。